AIというひと

横着な友人が、何かの会で挨拶をしなければならなくなったらしい。でも、面倒だ。 そこで、AIさん(ChatGPT)に相談したという。 「これこれの団体のこれこれの会で挨拶をしなければならないのですが、何を話せばいいでしょうか?」 すると、すぐに、実に…

知らなかったこと二つ・・・原発、軍歌

世の中には知らないことが無数にあるが、最近知って驚いたことがある。もちろん、知っている人は知っていたわけで、私が無知だったということなのだが。それにしても知らなかった。(1) 能登半島地震の被害と救済復旧の見通しについては、日を追ってますま…

閣僚再調査応ぜず、応じず

文部科学大臣が、統一教会の友好団体から「推薦状」をもらって、選挙支援を受けていたという問題。統一教会との関係があれほど大きな問題となったにもかかわらず、僅か2年前の選挙のことを忘れていたのなら病的な健忘症を疑うレベルだが、大勢の会員が連日…

ブサ〇〇じいさんポチになり

「美人とはいえない、おばさん」という問題発言だけでなく、名前を間違え、初めての女性外相だと無知をさらし、と、どうしようもない「じいさん」ですが、対して、上川氏が、「あそう先生」の発言を苦笑しつつ聞き流すだけという「大人の対応」をしたとして…

万博開くも恥、やめるも恥

ついに国のトップ岸田首相が、また事実上の維新のトップ橋下氏が、予定通り万博を開くとしながらも、延期の可能性にも触れた発言をした。いわゆる24年問題が4月に迫る中、もしかすると、震災復興の妨害回避を渡りの船に、延期決定があるかもしれない。 し…

民意あるいは天命

前回の記事を見て、教えてくれた人がいた。お笑いの「いじめ」芸については、昔、故坂本龍一氏が批判的に指摘したことがあるという。しかし、予想できることだが、当時はかなり叩かれたらしい。 ここに来て、M当人はもちろん多くの芸人たちの悪行が次々と暴…

いじる(弄る)/もてあそぶ(弄ぶ)  松本人志事件

ジャニーズに続き、オワコンといわれて久しいTV界を支えてきたもう一つの柱である吉本が揺れている。松本人志氏(以下M)の事件である。 事件については、性質上、詳しくは分からない。しかし、はじめは「事実無根だ」と出来事そのものを否定する。それが…

どちらが怖いか(2)

■どちらが怖いか(2) 被害報道が増えている。まだ下敷きの人も、各地で孤立している人々も。そこに雪が降る。 「どちらが怖いか」、と書くつもりだったのだが、たどり着かない。 暮れにたまたま「サロゲート」という映画を観た。ブルース・ウィリスが元気…

どちらが怖いか

どちらが怖いか 元日から地震津波火災と飛行機事故。おめでとうございますとは書けない年明けとなった。 そして世界は、殺し合い戦争が、年を越えて続いている。 昨年、戦争と並んで話題のひとつとなったのはAIである。生成AIの急展開を契機に、国際的規…

蛇足

昨夜、「いい加減な話になってしまった」と書いて終わりにしたのだが、友人のフェミニストのことを思い浮かべると、やはり一言だけ付け足しておいた方がよいかもしれない。 子を産み育てることを「ハンディキャップ」と貶めるそのこと自体が、「経済的生産」…

もうひとつ続き

資本主義によってもたらされた「近代」は、「不平等」や「差別」を批判する。例えば世界人権宣言第2条には、多くの項目がリストアップされている。「全ての人は、人種、膚の色、性、言語、宗教、政治意見、国籍、社会的出身、財産、その他によって差別され…

少子化 続きの続き

で、何の話だったか忘れかけたが、子育てである。労働力商品は特殊であって、その生産(再生産)は、短期的には明日もまた元気に職場に出勤することであり、長期的には退職と引き替えに職場に元気な子どもを就職させることである。合わせた費用(労働力の再…

続き

続き、といっても、少子化については、詳しいデータの分析に基づく専門的見解も政策的議論も山ほどあるだろうし、素人が口をはさむようなことは何もない。社会学も経済学も怪しい、いい加減なことを書くだけなのだが。 現代の資本主義は、子育て欲求という「…

人が減る

「取り戻す」などという空念仏ポスターも見かけなくなった。もはやこの国は、「先進国」からも置き去りにされて「取り戻し」不可能ということが分かってしまったからだろう。といっても、歴代の政府を選んで来たのはわれわれであるし、置き去りにして先に進…

ガザ 皆殺し

ガザで起こっているのは、戦争ですらない。皆殺しである。人は、躊躇なく幼児を殺せるほど、何故かくも愚かなのか。 しかし、そうではない。 縄ばりに侵入した敵を全力で攻撃する獣や鳥や魚は、相手が背を向ければ殺しはしない。しかし智慧の実を食べた人間…

創るのはAI

ChatGPTが、ようやく大きな話題になってきた。テキストだけでなく、音楽も画像も、音声も動画も、AIが「創る」時代。そんなAIを、とりあえず誰もが、自由に(フリー無料で)、また自由に(自然言語で)使える時代になった。 ディープラーニングで自ら学習成…

絶望と除名

昨日は統一地方選。共産党が一人負けで、あれだけ問題のある自民党は、ほとんど議員数を減らさなかった。 投票締め切り時間前に、たまたま本屋に寄ったところ、棚に『自民党という絶望』という新書(宝島社)があった。1月に出たらしい。「保守の”コスプレ”…

戦争に近づきたい

昔、名のある侍は、仇の侍が果し合いに「着手」して笠の緒を解いても、そこですかさず斬りかかるような、卑怯な先制攻撃は絶対しなかった。相手が「先に」刀を抜いたのを見てから、悠然と刀を抜き合わせて、そして斬った。 昔の名のあるガンマンも、宿敵の男…

単純な戦争が喝采される

まあ、そうは書いたが、何もガンジーのような非暴力抵抗から一歩も踏み出すべきではないというつもりはない。いや、「平和教育は間違いだった」なんて生意気をいう子どもには、ガンジーの伝記でも読めと勧めたいが。それでも、正直いってガンジーより例えば…

平和教育は間違っていた

先日、新聞の投書欄に、子どもの声が載っていた。 これまで、学校でも家でも、大人たちから、「戦争は絶対ダメ、とにかく平和が一番」、と教えられてきた。でも、そんな平和主義教育は間違いだった。ウクライナの人々は戦っている。世界がウクライナの「戦争…

侵略、占領、併合

侵略戦争は悪い(間違った)戦争で、祖国防衛戦争は良い(正しい)戦争であるというのは、まあ、その通りである。実際には、どんな戦争でも、双方が共に、相手がこちらの国家生命を脅かす侵略者で、こちらは自存自衛の防衛聖戦だと主張するので分かりにくい…

戦争が正しいと全てが正しい

たまたま、『むかし原発いま炭鉱』と『暁の宇品』という本を読んだ。前者は2012年熊谷博子氏の本で「炭都「三池」から日本を掘る」という副題がついており、後者は昨2021年堀川惠子氏の本で「陸軍船舶司令官たちのヒロシマ」という副題がついている。どちら…

戦争を

呑気なこともいってられない。予想通りの大型汚職はともかくとして、オリンピック競技そのものは去年で終わったと思っていたが、気付けば、世界がまるごと常時オリンピック状態になっているらしい。それぞれ自国チーム意識が高まり、とにかく負けるなとか取…

秋風ぞ

ブログに軒を借りている大家から、「忘れていませんか」とメールがあった。 そういえば二ヵ月ほどここに来ていなかった。 何度目かのコロナの波は一応収まりつつあるとはいえ、次の波がまた来るのであろう秋。 統一教会勝共連合を引き込んだ元凶一家の3代目…

政府広報以下の記者クラブ

8月2日、定例会見の質疑応答も終えて退出した自民党の茂木敏充幹事長が、記者たちが散り始めた会見場に再び戻って来たという。(Yahooニュース、8/4(木) 22:11) で、茂木氏は、「『聞かれるって思ってたけど誰からも質問がなかったので……』として、再び会見…

暴力はいけない

しかし「言論」は、「暴力はいかん」などと、説教口調で威張っている場合じゃないだろう。 かつてあれほど世間を騒がせた(旧)統一教会による社会問題は、「空白の30年」といわれるほど、「言論」世界から消えていた。やはり「忖度」が効いていたのか、「言…

暴力はいけない(2)

しかし、まだ、ひろゆき氏は間違っていた、ということになる可能性が、僅かでも残っているかもしれない。評論家諸氏は、自分たちの発言がただの口先だけのものではないということを、実証するかもしれない。「言論の力が暴力に勝る」ということを実証しなけ…

暴力はいけない

ひろゆき氏が、こんなようなことをいっている。「言論で言うべきであって暴力はよくないよね」というような、当たり前のきれいごとをいいたければ言ってもいいが、でも、言ってもしょうがないと思う。与党の人が「野党の言うことは一切聞きません」と演説で…

「国を守れ」という呪文

「国を守れ」と為政者がいうと、「国を守るため」に戦争が始まり、殺したり殺されたりする。他国に軍事侵攻するのも、他国の基地を先制攻撃するのも、「国を守るため」である。 他国の侵入軍と戦うのも、他国の先制攻撃より早く先・先制攻撃するのも、「国を…

侵攻し併合する

余りにも一方的な報道ながら、ウクライナでの出来事は、「軍事侵攻による併合」という枠で整理されつつあるようだ。 同じ時期に、「復帰50年」ということばが行き交った。「軍事侵攻」を受けて遂に「併合」された王国のことである。 既成事実化した「併合…