問題は朝日新聞

 「物知り」で売っている唐沢俊一という人が、実はトンデモない「物知らず」つまりおバカだということは、結構いわれていることのようです。もちろん、別に物を知らなくてもどうということはないわけですが、物知りだとエバって、それでカネを儲けているのはいけません。
 もちろん、唐沢氏は完全なおバカではありません。「ソクラテス」とか「ピタゴラス」とかはギリシャ人だ、ということは知っていたようです。
 また彼は、物事を論理的に考える能力をもっています。「ソクラテス」がギリシャ人だから「コロンブス」もギリシャ人だ、「アンデス」はギリシャの地方で「クリスマス」はギリシャの祭りだ。そういう推論をしたのでしょう。
 ともかく、「エラスムス」を「ギリシャ」、と書いているそうです。
 まあ、おバカが売れる時代ですから、別にそれでいいのですが。おバカは、自分が批判されているということすら分からないでしょうし。ただ、出る場所を間違えていますね。いやいや、本人は間違っているということも分からないでしょうから、やっぱりそれは、彼を出した大人の方の問題です。
 町田氏は(→こちら)は、こう書いておられます。「高校の教科書ほどの教養もない唐沢俊一(50歳)を、書評委員にして他の立派な研究者や作家の本を論評させた朝日新聞、物知りだ雑学王だと祭り上げたバカ編集者やバカ落語家たちはまさに痴愚神礼賛!恥を知れ!」。