支える人々

 前回を一旦削除して書き直す。どうも道が悪かった。といっても道を作りながら歩いているのだから、当方が悪いのであるが。
 「アベ一強」というひとつの「空気」が全国を覆っている、という話だった。それがいつの間にか、空気が二つある、いやそれ以上あることになってしまったが、元の道に戻ろう。
 アベは実にどうしようもない、戦後最悪だ、といった声が、巷に満ちている。にもかかわらず一強政権が続いているのは、与党の反アベ勢力が弱いからであり、そんな与党を許しているのは野党が弱いからであり、野党が弱いのは人々が支持せず投票しないからであり、つまりは、一強政権を支持する人々が、投票する人々の中で相対的に多数派だからである。当たり前のことだが、「民主主義」システムが、アベ一強を支えている。
 そうなると、「アベ(政権)は実にどうしようもない」という声は、そんな「どうしようもない政権を支持し続ける人々がどうしようもない」、というところに行ってしまいやすい。しかし問題は、何故そうなのか、ということだ。なぜ人々は、相対的にだが強固に政権を支持し続けるのか。
 「ナショナリズム」ではなく、「自国主義」ということばを使ってみよう。(眠くなったのでやめる)