政治芸

 「わが社は、その協会から350億円で事業の再委託を受け、再々委託事業者選定事業等の事業を約数10億で行って、残りは数社に事業委託しました。民間なので数字を含め細部は公開いたしませんが、そういうことであります」。「うちは7億円で再々々委託事業者選定事業他を行い実質事業は数社に分割委託しました。民間ですので、あとはご容赦ください」。「わが社は3億円余りで再々々々委託を行い・・・」。・・・「うちは何番目ですかね。ともかく・・・」・・・「うちは別に隠すことないから公開しますよ。その事業なら、Yさんところから頼まれて会場を貸しました。いくらもらったのだったか、長年の付き合いだから契約書とか領収書とかそんなものはとってないですが、いずれにしても、5、6千円ってとこじゃなかったですかね。」

 「資料についてきましては、調査するかどうかを検討中とお答えしたわけでありますが、その後暫定的に一部の試行調査をいたしましたところ、一部は発見されたものの、一部に破棄もしくは未記録のものがあることが判明いたしましたので、調査の完全を期する点から、全資料を非公開ということにしたしましたので、調査の無意味化により、本件につきましては、これ以上の調査あるいは再調査は行わないということに決定いたしましたので、公式には資料はございませんとお答えする他なく、本件につきまして、これ以上疑問をもたれるのは自由でございますが、それはすべて裏付け資料のない、根拠なき質問、つまり単なる時間引き伸ばしのための無駄なイチャモンであるという形で報道されますので、多くの国民の方々の間には、これ以上決め手のない無駄なイチャモンはやめて、もっと重要な案件に取り組んでもらいたいというご意見が必ず多くなるはずですので、そのむねご了承いただきます。」

 「決めるのはすべて私でありまして、その件ももちろん私が決めたのでありますが、ただ、省庁の方で決めた案が上がってきたのものをもとに決めたのでありまして、実質的には省庁が決めたのであります。」「本省といたしましては、事案につきまして種々検討の上作成いたしました案を内閣にあげただけでありまして、もちろん法律的にも本省には決定権はございません。」「決定権がない省庁が決定したわけではないというのは、その通りでありまして、省庁で各面から検討したう上で案を決めて、それを上げてきたわけでして、上がってきたものをもとに、最高権限を持つ私が決めたということであります。何度も申している通り、決めたのはもちろん私であります。ただ、決定したのは私ではない、ということをご理解いただきたい。」「・・・いや、だから、決めましたよ。私が決めました。でも、決定したのは私ではない、ということです。」「何度もいってるでしょう。决めたが決定していないんですよ。認めるが認識していない。パンは食べたがご飯は食べていない。忘れたが忘却していない。私はバカだがカバではない。」

 などと、まねしようとおもいましたが、とてもとても、プロにはかないません。