どちらも

 民か官か、といえば、あの話もそれであるらしい。
 最近話題になった、郵貯限度額を引き上げる/上げないという議論。結局担当大臣カメ氏の原案通りということになったらしいが、問題はどこにあるのか。私は経済音痴なのだが、郵政改革なるものは、郵貯資金を米国資本にどんと提供するためのものだったらしい。対してカメ氏は、昔の意見をひっくり返し、米国債をどんと引き受けると発言したらしい。結局、外資か外国債か、つまりアメリカの民に貢ぐか官に貢ぐかという話であるらしい。経済通とか識者とかいわれる人たちは、どちらかの立場に立って、相手の方が危ないと主張している。どうせ、どちらも怪しくどちらも危ないということなのらしい。