2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

つまらない反省

国民はイベントや公演をやめろ。といったが、首相補佐官の資金集めパーティーはやってよい。学校は休校にせよ。といったが、一律でなく自己判断でやれ。つまり、失敗の場合は自己責任をとれ、ということだ。 つまらないことを聞くな。といったが、つまらない…

誠にもって美しい国

後手後手を「先手先手」と啼くカラス 時折マスコミはダメだと書いてきたが、今回はまた、かの百田某氏まで「安部さんの対応は全くダメだ。これでは五輪は中止だ」、と正論をいっているのに「日刊スポーツ」のコラム「政界地獄耳」(25日)は、何と、この国は…

余りに異常な考え、余りに異常な行動

やまゆり園事件の最終弁論で、弁護側が、「犯行は精神障害の影響による病的で異常な思考によるもの」だとして、「心神喪失による無罪」の判決を求めた、という。 もちろん、どんな容疑者も弁護される権利があるし、弁護士が可能な限りの論を尽くして容疑者を…

懐かしい未来のいま

何を書こうと思ったのか忘れたが、近未来小説の「時代」のことだった気がする。「バルーン・タウン」の小説は、第1話が92年で、後は93年に書かれている。つまり執筆時代は阪神淡路大震災のすこし前である。一方想定時代は、人工子宮がデフォルトとなり、女…

「かくし、ごまかし、逃げ切る」戦略

何が何でも、とにかく証拠を「かくし」、「ごまかし」、そして「逃げ切る」。 そういう人物を、われわれ日本人は、首相にしている。 「日本は感染を食い止めている「安全」な国です。武漢ルート以外の感染者は出ていません」。 世界的流行がおさまるまで、何…

時代

村田沙耶香『コンビニ人間』は面白かったが、前年に書いたらしい『消滅世界』は、時々ひっかって、小説としてはあまり良く読めなかった。作家の問題というより読み手であるこちらの問題かもしれないが。 文芸としての評価とは別に、この小説は、「異性愛主義…

エアコンの音

音にも匂いにも、その他五感に非寛容な世の中が嘆かわしい、などといいながら、すぐにエアコンをつけている。と昨夜書いたが、こう書くべきだった。 嘆かわしいなどといながらエアコンをつけて、エアコンなどもっての外という稲垣えみ子氏のコラムなどを読ん…

不寛容

夏には無音の盆踊りが報じられ、暮には昼間の除夜の鐘がニュースになった。もちろん音だけではない。誰もが様々なことに不寛容で、住み難さがまさる世の中である。 などと言いながら、暖冬でもエアコンをつけている。

「切ない」

やまゆり園事件の公判で、被告に質問した遺族が、「切ない」と発言している。やりきれなさを、他に何ともいえないのだろう。 死刑を残す現在日本の刑罰思想は単純ではないが、報復あるいは「応報刑」よりも、更生あるいは「教育刑」が基本となっている。そこ…

ヒト・モノ・カネ・情報・病原体

グローバル時代。「ヒト・モノ・カネ・情報」だけでなく、病原体も軽々と国境を越え、武漢発とされるウィルスが、世界中を震撼させている。 ところが、CNNニュースによると、アメリカでは、新型肺炎と並んで、あるいはそれ以上に、インフルエンザ・ウィルス…

不倫とギロチン

このところ世を騒がせいる東出昌大。下世話ニュースでは言及されないが、瀬々敬久『菊とギロチン』で、中濱鐡を演じていた。 3時間を超える大作だが、いろんな視点や問題点がぶち込まれていて、字幕付きでもう一度セリフを確認した。相澤虎之助による音楽も…

フェイク・オリンピック

暖冬といわれている間に、明日は立春。これから春そして夏と、気温以上に「オリンピック熱」が上昇し続けるのだろう。 招致の際の「アンダーコントロール」は嘘、「温暖で快適」は嘘、「コンパクト財政」も嘘。もちろん「スポンサーファースト」IOCの方も…