2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

 異質性と多様性(8)汚染

(行き当たりばったり。乞ご寛恕)ロビンソンが漂着した島の人たちを、マサティエラ人と呼んでおこう。もし、島の固有文化の維持を第一目的とするならば、ひとりのイギリス人がマサティエラ島に漂着した場合、マサティエラ人は彼を殺すか吸血するかするのが…

 確かに「変わりつつある」実感

日本の共産党委員長が、アメリカのオバマ大統領に、核兵器廃絶のための包括的戦略を評価する書簡を送ったところ、米政府から謝意を伝える返書が届いたという。こんなことは初めてで、志位委員長は、「共産党と米政府の公式のルートが開かれた。米社会が変わ…

 裁判員制度

「しかし、全くの素人が突然裁判官やれといわれても・・仕事もありますし・・」 「いやいや、そこが誤解されているのです。皆様には、プロの裁判官と同じことをして頂くのではありません。裁判員と裁判官とは違います。難しいことではないのです。お仕事があ…

 異質性と多様性(7)異なっていられるために

戻ると書いたが、もう少し。というか、もともと行く先のない行き当たりばったり(^_^;)。 面倒だから、勝手にこうしておこう。何らかの状況/課題を前にしたときの対処/解決の仕方が予め共同了解されているとき、それを「文化」といい、その共同了解集団を文…

 異質性と多様性(6)孤高のプライド

その前に、もうひとつ。 無視無交渉の平和は、互いに相手を「人間」と、少なくとも自分と「同じ人間」と、見ないところから来ている。ところで、島民に比べて第三のロビンソンは、圧倒的にマイナーであるが、そのマイナー性は、「文明イギリス人」という孤高…

 異質性と多様性(5)棲み分けの平和

イギリス人ロビンソンは、島では徹底的にマイナーである。 第一のロビンソンは殺され、島にイギリス人はいなくなった。第二のロビンソンもまた、豚脂に辟易としている間はかろうじてなお不幸なイギリス人であるが、それを克服した時には、もはやイギリス人で…

 異質性と多様性(4)第三のロビンソン

さて、第三のロビンソン、これがロビンソン・クルーソーである。ただし例のデフォーの物語は、事実を変えて書かれている。事実はこうである。第三のロビンソンもまた、ようやく島の海岸にたどりついた。やれやれ助かったかと思ったとたん、疲れ果てたロビン…

 異質性と多様性(3)ロビンソンの島

第一のロビンソンが、ようやく島の海岸にたどりついたのは夕方だった。やれやれ助かったかと思った時、森の中から裸の男が二人現れた。怖ろしげな男たちで、手に弓矢をもっている。ロビンソンが慌てて立ちあがると、見つけた男たちは、何やら叫んで矢をつが…

 異質性と多様性(2)ナウシカはエデンの夢を見るか?

人類は、虫に対して、殺戮以外の、どのような「関係性」をもちうるのであろうか。 そう書いたとたんに思い至った。そういえばナウシカである。もしも、人間にとって虫が共約不能な絶対他者であるとすれば、殺戮的に関わるか関わらないかのどちらかしかないの…

 異質性と多様性(1)人類は虫の夢を見るか?

こんなサイトでも訪れてくれる方が多少はおられるので、更新があくと申し訳ない気になる。どうでもよい白洲次郎ネタで少し遊ばせてもらったが、次にどうしようかと思っているうち、「異質性と多様性」という題だけ思いついた。 「アームチェア・ディテクティ…

 白洲次郎という人(番外)

今日の新聞に、「佐渡国独立構想」の記事がありました。白洲について、もうひとつ、書こうと思いながらやめたことがありましたので、それを番外編として追加します。 「サンフランシスコ平和会議の受諾演説の際、吉田は横書きの原稿ではなく、あえて巻物に書…

 草野球

・・・人寄せできると踏んでワンポイント首相にしたつもりが開き直られ低空飛行にひきずり込まれて困ったものだからおバカ報道を止めさせ相手党首を叩かせ目先の撒き餌をバラ撒いてようやく何とか持ち直したかと思うと解散は専断事項だと威張り出すとは実に…

 GWとか

「木戸銭1000円の我慢大会へようこそ! 」という書き込みをしている人がいましたが(→ここ)、大変らしいですなあ。我慢大会といっても、我慢できないこともあるので、路肩が大小トイレ状態とか。といっても、参加する方々にはそれぞれ、分かっていても…

 未来??

全てこれらの惨状は大不況によってもたらされたものであり、だからとにかくここを何とかしのぎ何とか乗り切って再び好況期を迎えればつまり成長率が再び上昇に転じれば、と波形の循環曲線のイメージを頼りに今を耐えているのであり、そしてまた短期的にはそ…