2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

 ベルクソン メモ7

最初に書いたように、「誤読を求めて正鵠を怖れず」というほど格好よくはなく、只の怠け者というだけが、文庫本一冊の部分読みだけで書いている。今の時代、例えば「純粋持続」で検索するだけでも、解説もあり論文類も山ほどあるだろうが、全く見ない。とは…

 ベルクソン メモ6

適当に書いている「メモ」なので、少し分かり難くなった。くどくなるが、整理して一区切りにしよう。 最初にみたように、主題は、冒頭で全て示されている。「純粋に内的な状態相互のあいだに量的な差異を設けようと」することへの批判である。「内的な」意識…

 ご挨拶 メモ5

「ご指名によりまして、一言ご挨拶申し上げます。思い起こせば、この大きな事業のスタートに際しまして、プロジェクト・リーダーという、身に余る大きな役を仰せつかりましたのは、ちょうど5年前の7月のことでした。私のような者が、そんな大きな信頼にお…

 ベルクソン メモ4

(予想通り、さっぱり面白くない話ですね。始めたばかりながら、そろそろやめますが)。 (承前)けれども、感覚や感情などについて、ベルクソンは、「強さ」の「度合いの変化」といったいい方を連発し、「喜びとか悲しみとかの強さの増大」といったりもする…

 ベルクソン メモ3

というわけで「大きい」あるいは「大きさ」である。 前引用に続く部分は、こうなっている。 「ある数が他の数より大きいとか、ある物体が他の物体より大きい」というのは問題ない。「なぜなら、この二つの場合には、〜問題になっているのは等しくない二つの…

 ベルクソン メモ2

くり返すが、ベルクソンは、冒頭で、「感覚、感情、情念、努力」といった「意識の諸状態」は、「純粋に内的な状態」であり、「主観的事実や拡がりのない領域」での事態であると宣言する。(注=この句の「や」は列記であるが、今は言い換えと読んでおき、後…

 メモ 1

こんな浮き世から、ちょっと離れることにする。実はそうでもないのだが。 いきさつがあって先日、ベルクソン『時間と自由』という本(中村文郎訳:岩波文庫)を買ってていたのだが、記憶よりページが多いし、開かないままだった。 ところが、たまたま少し長…

 解釈権で独裁オヤジになる方法

ご承知のように、9条の骨格は、こういう組み立てです。 (1) 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、 (2) 戦争、武力威嚇、武力行使は、永久にこれを放棄する。 (3) 戦力は保持しない。交戦権は認めない。 はじめの(1)につ…

 戦争したい

半年間空けてしまいましたが、その間つくづく思い知りました。多くのみなさんは、やっぱり、戦争が好きなんですね。 「すぐに戦争しようというわけでもなし、景気も悪くなし」というわなのでしょうか、憲法を空洞化し「集団的自衛」をごり押しする政府与党の…