2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

 ローズの島の物語

すっかり古い話になりましたが・・・ 例えば、小さい島があって、人々が魚をとってのんびり暮らしていたとしましょう。ところが、ある日、どこかから鉄砲をもった男がやってきて、「俺はローズだ。この島を「ローズの島」ということにする」、と勝手に宣言し…

 夏の風景3

暑い中を歩いていた。左側にある川の向こうに行きたい。 やがて橋が見えた。歩いている川沿いの道よりかなり高く、横断歩道のような形になっているのは、今は全く見えないが、川を通る船に配慮しているのでもあろうか。 ともかく階段があったので、それを登…

 夏の風景2

暑中見舞いの季節。DMや通知類の束から落ちたその葉書には、生まれて間もない幼児の写真があった。長年待ち望んんでいた子宝にようやく恵まれたことを知っている、ある女性からのものだとすぐ分かったが、「先日はお電話ありがとうございました」という添え…

 暑苦しい五輪

オリンピックが迫っています。 開催地中国では、国威発揚に過剰に張り切っていますが、いろいろ心配の種も少なくないようです。実は切符も売れていないようですし。 国威発揚といえば、1936年のベルリン大会が有名ですが、その前の大会はロサンゼルスで開か…

 軽くなった国技

白鵬が全勝優勝したようですね。 しかし、オリンピック、高校野球予選など話題が多かったからとはいえ、場所中盤には、新聞スポーツ欄でも写真なしの下段扱いで、人気凋落が明らかでした。 もちろん、年齢層が若いネットニュースの世界ではもっと軽く、例え…

 夏の風景

久しぶりに、海に浮かんで魚の群を見た。水からあがって、さびれた浜辺でバーベキューをしていると、フラメンコのリズムが聞こえた。どういう訳か、海に向かって開いた店の奥に小さな舞台があるようで、そこに何人かの女性たちが見える。椅子に座って手拍子…

 素朴な生活

昨日、カタカナ英語の話で「課長」がいっていたのは、ハリソン・フォード主演の佳作映画のことでしょう。 そういえば昨今の洋画の邦題には、英語の原題そのままをカタカナにしただけというものがありますね。『デス・プルーフinグラインドハウス』?なんじゃ…

 日本語規則

昨日は座り読みでしたが、今日は知人の本棚で雑誌『言語』2月号をパラパラ立ち読みしていたら、谷川幹という人のコラムが目にとまりました。 カタカナ語の氾濫についてはさんざん言われ尽くしていますが、谷川氏はもっと進んで?いるのではないか、といわれ…

 座り読み

本屋のアルバイト店員が殺されたようですね。「誰でもよかった」のがたまたま本屋の店員だったということで、ほんとに可哀想なことです。 私も、夜、本屋へ行くことがあります。最近大きい本屋では、立ち読み厳禁どころか、マンガ以外はむしろ立ち読み歓迎で…

 適当に

そういえば、昨日は書かないで終わりました。5月の終わりから続いていた毎日更新が途切れたわけですが、始めたときと同様に、昨日もまた特に理由はありません。途切れましたが、終わりではなく、今後も、適当に続けます。 この間、内容のない駄文ばかり書い…

 食糧とエネルギー

・・・ということなので、私もひとつ、スケールの大きいことを、声高に自信をもって言ってみると、ほんとのように聞こえるでしょうか。例えば・・・・・ 私は私のカネを動かし、私の動かすカネが世界を動かしているのだから、つまり私は世界を動かしているの…

 黄米

全くもってどうでもよいことですが、毎日更新ということで、こんなことでもお許しください。 先日、車でラジオを点けると、NHK第2放送で、講演か講義をしているらしい声が流れてきました。教室向けか大人向けか、こういう種類の番組には、目的地に着いて車…

 ネバドロ(4)

けれども、宮崎氏は、すぐに、反省というのはどうかと思いますが、考え直します。ネバドロ虫を操る故に差別される虫使いに思いを寄せ、後に、腐海の底にネバドロの粘膜テントを張って暮らす、聖なる「森の人」に繋がる一族として救済します。 また、恐怖のネ…

 ネバドロ(3)

「忘れる」ということを特技とする私ですから、似た話を前に書いたことがあるような気もします。が、書いたとしても最近ではない筈なので、気にしないことにします。もし最近だったらお笑いください。しかしそれより、こういった分野については、非常に詳し…

 ネバドロ(2)

毎日更新はやめようと思いながら、昨夜なども睡眼朦朧で書いたため、おかしなことになっています。戦争の話で書き出しながら、最後の「粘液質」は、「エイリアン」が頭に浮かんだからでしょう。でも、あれは「戦争」じゃないから、筋違いですね。まあでも、…

 悪役ネバドロ

「いわゆる西部劇」などの話をしましたが、「いわゆる戦争映画」もまた、もはや消えて久しくなりました。 「いわゆる西部劇」のように、「インディアン」と撃ちあって爽快感だけ感じさせるなどということはもう絶対できませんが、戦争についてもまた、ベトナ…

 後からの証言 

ニュースは足が速いので、例の加藤容疑者(以下、Kと略記)も、早くも過去の人になりかけています。些細なことながら、ちょっと怪しいなあと思ったままになっていることがあるのですが、まあ多分、実はちっとも怪しくないのであって、私が勝手に怪しんでい…

 サミットとコンビニ(6) 

「パッケージ効果? 「行列のできているラーメン屋は美味い店に見える。 「ラーメンの話はもういいですから・・・ 「先ほどから次の話に進もうとするとストップさせるからだ。・・・街中で突然、男が女に掴みかかり女が男を突き飛ばして逃げようとしていると…

 燃えた「バカボン」

一日一件で来ましたが、気分が悪いので、特別に口直しを。 「バカボンの旗燃やされる 東京・青梅」、というニュースの見出しを今見ました(毎日)。本文には「赤塚さんの代表作「天才バカボン」などのキャラクター」が描かれた旗だとあり、読売では「「天才…

 サミットとコンビニ(5)

(全てフィクションながら(ゆえに)予定外の方向へ流され困りながら途中下船もできず・・・) 「先ほどいいましたように、あくまで例えばの話ですが、現場の責任者である班長が実際に差し迫った危険がある判断した瞬間に、「停止」と叫び、信号を赤に変え、…

 サミットとコンビニ(4)

(乗りかかった船が甚だ面倒ながら途中下船もできず・・・というわけで) 「総合的危険か。もうひとつ分かり難いな。端的にいうと、どういうことかね。 「え〜、端的にといわれましても困るのですが、例えばですね、あくまで例えばということですが、進んで…

 サミットとコンビニ(3)

「〜現代の商売というのは、客を「待って」売るのではなく、断然積極的に欲しいと「思わせる」。ポジティヴ商売というやつだ。そういうことで、企業はコマーシャルにものすごい金をかけておる。 ところが、ありがたいことにだ。われわれの場合は、コマーシャ…

 サミットとコンビニ(2)

「〜ということであって、マスコミは今回の警備には好意的であるが、なお一部には過重警備ではないかとの声もあるやに聞いておる。もちろんしかし、そういった極く一部の声に萎縮して、警備に遺漏があってはならない。粛々と任務を遂行すると共に、公務執行…

 国語問題 

問題 次の文を読んで、下の問いに答えなさい。 8日午前7時25分ごろ、京都府京田辺市〜交番のトイレで、田辺署〜の男性警部補(55)が頭から血を流して倒れているのを同僚の田辺署員が見つけた。〜府警は拳銃で自殺を図ったとみて調べている。〜 田辺署の…

 サミットとコンビニ(1)

「北の大地」で会談だそうです。われわれが世界を動かしているのだ、という気分の連中が集まるわけですが、しかし、世の中には、今の世界はうまく動いていない、という気分が充ち満ちていますので、妨害されると大変と、付近一帯は、準備段階からものすごい…

 廃絶

(危うく、毎日更新が途切れるところでした・・・とりあえず更新) オリンピックが近づいて、うるさいことです。 東京都、というよりシンタロウ氏がやりたいようですが、どうも世論は盛り下っているようで、先日の新聞アンケートでも、反対意見の方が賛成よ…

 コンビニ

省エネをはじめいろんな理由から、24時間営業はいかがなものかという声があがって、コンビニ規制の動きがあるようです。 うちにも「冷蔵庫」がそれなりの近さにあって、「冷蔵庫」というのは、仮に超大邸宅に住んでいるとすれば、居間から遠いキッチンが、ま…

 日本の恥は日本の文化

昨日はああいいましたが、でも最近は、ズバリ「羞恥心」というグループも人気だそうで。 天然ということばが消えたかと思うと、ご承知のように、おバカが大流行しています。 どうせ虚構の世界にしても、芸を天然と見せる芸も浅い天然、お笑い芸人はもちろん…

 日本の恥、という日本の恥

どこか海外の落書きだらけの場所ですき間を見つけて落書きした人たちがいたらしく、指摘されて開き直ったわけでもなく深く反省しているのであれば取りあげるほどのことでもないものを、ご丁寧に学校名が分かる写真までつけて全国版で掲載放映し、どうするさ…

 辺見庸、チェット・ベイカー 

辺見庸がチェット・ベイカーのことを書いていたので立ち読みを始めたのだが、あまりに長いので、『PLAYBOY』を買ってしまった。晩年には注射できる血管がなくなり、頸動脈や陰嚢に注射針をぶっ差していたという話さえ、もしかすると本当だったのかもしれない…