2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

我々はなぜ

一強に憤慨し、一強を許す空気に憤慨し、支持する人々に憤慨する。人々が騙されているとしてマスコミに憤慨しても、騙されたままでいる人々に憤慨しないわけにはゆかない。しかしそれらの人々は、少なくとも相対的には多数者である。 そうではあっても、実に…

支える人々

前回を一旦削除して書き直す。どうも道が悪かった。といっても道を作りながら歩いているのだから、当方が悪いのであるが。 「アベ一強」というひとつの「空気」が全国を覆っている、という話だった。それがいつの間にか、空気が二つある、いやそれ以上あるこ…

血と地と空気

「民族の血と地」といえばナチスだが、「血と地」という句を最初に使ったのは誰かは知らない。知らないといえば、ナショナリズム/パトリオティズムを、愛国主義/愛郷主義と訳し分けていいのかも知らないし、いわゆる農本/愛郷の関係についてもよく知らな…

空気とお日様

(承前)といっても途中から話がすっかり逸れてしまった。道の始まりを忘れてしまったので、戻ることもできず、進むほかない。といっても何処へ? 互いに相いれない空気があれば、当然空気への反抗も真逆となるが、「事実」さえもが共通の参照基盤となりえな…

空気に逆らう

(承前)「空」しく「空」々しい人「気」も空気、「風」潮も「風」評も空気。「気」にせぬままに空気に流され、「気」にして空気に逆らおうとする。 グレタ・トゥーンベリ氏は地球温暖化を放置する空気に立ち向かい、「私の声ではなく、科学者の声を聞いて下…

事実もいろいろ空気もいろいろ

(承前)。といっても、いつものように読み直しもしていないのだが、ちょっとまた横道。 ほとんど自分で見聞きするだけの世界で暮らしている時代には、(もちろんその時代でも、あくまで「ほとんど」でしかないが)、例えば、互いに顔見知りの村人のほとんど…