2015-01-01から1年間の記事一覧

 市民たちはどこで死ぬのか

突然始まった。 ポン、ポンと鼓膜を揺する・・・爆発音。 祖母は死亡。爆発でえぐれた地面に肉片が散った。 「静かで礼儀正しい青年だったよ」 文字通り「虐殺」されたのである。 ・・・二日間の新聞からの引用である。二つの土地で起こった、二つの出来事に…

 緊急の軍事行動を事後承認する

アベが、「緊急時の事後承認を認める」ことに強くこだわっています。でないと「我が国の平和と安全に支障を来す」、と。 先の戦争は、全てこれです。全ての戦争は、「緊急時の事後承認」で起こり、「緊急時の事後承認」で拡大していったのでした。 戦場、準…

 戦争は嫌だという個人主義

次から次へと、もう驚かなくなったが、今度は、「「戦争は嫌だ」というのは、けしからぬ個人主義だ」、とのこと。発言は撤回しないそうだからことばが滑ったのでもなく、もちろん、彼ひとりだけの思いでもない。それにしても、若者に鉄砲やミサイルを持たせ…

炎天の街

この「はてなダイアリー」の「下書き」という機能は、便利といえば便利なのだが、不便といえば不便で、もちろん自分の不注意だから文句はいえないが、ときどき失敗がある。 失敗1:テキストだけではないが、普通に何かのアプリで仕事をしていて、途中で中断…

 今後はやれます。やります。

安保関連法案に対する反対運動が広がりを見せています。ただアベは、反対されればされるほど自分をヒーロー化してゆくという、政治家にはよくある厄介なタイプに見えます。「現時点で反対の声があることは承知しております。なお国民に理解していただく努力…

 どちらが多く殺したか

ところで、ノモンハン戦争(ノモンハン事件)というのは、前回触れたように、1939年の夏に、「満州」国とモンゴル人民共和国の国境線紛争として始まり、たちまち日ソ両国の大規模な軍事衝突となった戦争です。最初は小規模な衝突で、現地で収まりかけたにも…

 責任とピストル

インパール作戦の最高責任者牟田口部隊長が、戦後も責任をとるどころか部下に責任を押し付ける態度をとり続けたことについて触れましたが、そういえば最近、辻政信のことを思い出させることがありました。 例のギリシャの件では、ギリシャの側に問題がないわ…

 「後方支援」と「白骨街道」

「後方支援」をするだけだ。後方支援は戦争参加ではない。 こんなことばで騙そうとしています。また実際、かなりのみなさんが騙される(ている)のでしょう。 1944年に、有名なインパール作戦というのがありました。補給なしに当時のビルマから東インドに侵…

 尻馬です

昨日、「まあ、しかし、この問題については、各方面から多くの反対の声がますます高まりつつあるので、特に書きません」、というような書き方をしました。 それではまずいかも。 ということで、ささやかながら「尻馬」です。

 アリとキリギリス

パソコン不調によるリカバリなどがあって、何となく休んでいたのですが・・・遂に強行採決です。「遂に」と書きましたが、政府与党からすれば「予定通り」。誰が何といおうと、どんな人がどんなことをいおうと、与党なのだから決めたいことを決めて何が悪い…

 猿の「反省!」

ボス猿は得意絶頂であった。大舞台に立つことができたからである。自分の他には、アメリカ公演の大舞台に立ったものはいない。今日ばかりは、首につけられた縄のことも忘れた。猿軍団のトップである自分は、今、長年自分たちを飼育し芸を教え込んできた調教…

 死なずに殺させたい2

「そんな」戦争も「あんな」戦争もありません、と書いたのですが、しかし、全く逆に、最近の「戦争」はかつての「あんな」戦争と全く違っています、と書くこともできます。 支配権力の暴力部門である「軍」の第一の仕事は、普通思われているな「外敵」の防衛…

 死なずに殺させたい

戦争できる国、戦争する国へとまっしぐら。どうにもアベ一族を止められません。何故、と問うまでもありません。戦争まっしぐらの現状に、私たち普通の人々の大半が賛成しているからに他なりません。 こうなると覚悟しておかねばなりません。近い将来、銀座か…

 消えた「移民」3

時代劇チャンネルというのに江戸時代だけかとか、寿司屋というのに握り寿司だけかとか、そんなことに怒ってもしようがありません、というかバカでしょう。例えばフランスでは、「移民と植民といえばまたフランスとアルジェリアの話か」とうんざりする人が多…

 消えた「移民」2

移民を要請したブラジル側が、もともと奴隷の代わりが欲しかったのだということいついては既に述べましたが、一方、そんな「困窮生活、苛酷労働」が予想される所に何故行ったのか、また送ったのか、というと、それはこちらで既に「困窮生活、苛酷労働」の人…

 消えた「移民」1

暗いできごと理不尽なできごとがありすぎて、「思う壺自閉」の昨今です。 暗いできごとといえば、ヨーロッパでの「移民」排斥もそのひとつですが、あちらでは排斥される人々の多くが旧植民地からの移民であることが、問題を複雑にしているようです。 ところ…

 戦争の時代

前回UP以来、2ヶ月余りあいてしまいました。それでも、もちろん実に細々とではありますが、留守宅を訪れて下さった方もいらっしゃるようで、誠に心苦しい限りです。 それにしても時の流れが速く、この間、内外共に実に様々なことが起こりました。いちいち改…