2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

 漱石 1911年の頃 33:意識と波3

核兵器絶対不使用を消した政府は、アジアへの反省を消し、不戦の誓いも消しました。しかし、問題は、そんな政府への支持が高いことです。多くの人が、「あの国やこの国はけしからん。そんなことなら、また戦争してやろうじゃないか。少なくとも、またやるぞ…

 漱石 1911年の頃 32:意識と波2

さて、前回ご紹介した意識の流れの分析は、「西洋の學者」の受け売りです。 ところが、大文豪にこんなこというのも何ですが(といいつつエラい人に不当な(^o^)言いがかりをつけるのがこのブログですので、もちろん気にはしませんが)、ここから、漱石の論の…

 漱石 1911年の頃 31:意識と波1

有名な漱石の「現代日本の開化」は、近代の日本思想史を考える際に重要な講演だ、と考えてきた人は少なくないと思います。というか、実は私もその口ですが。 しかし、いつもながらへそ曲がりで恐縮ですが、「文豪夏目漱石が話した」というプレミアムをはずし…

 漱石 1911年の頃 30:何かと何か3

原爆の日。「ナチスの手口を学べ」という副総理を問題にしない日本政府は、アメリカが核兵器を使用できなくなるのはまずいと、核兵器絶対廃絶の共同声明に参加せず。広島市長が、「威嚇によって安全と平和が守れるというのか」と批判。 こちらは昔のことばか…