野鳥との遭遇

 それほど深山に分け入ったのではないのに、1日に2度も、野鳥と異常接近した。
 はじめは、とある史跡を探して、細い細い山村の道を車でゆっくり移動していた時のこと。両側に小さい果樹園や野菜畑や家屋が並ぶ道は、車1台がやっと通れるほどの幅なので、歩くのと変わらぬスピードで気を付けて進んでいたのだが、突然、車のすぐ前で、何か派手な物が動いた。ブレーキを踏むと、キジだった。車がすぐ傍に近づいているのに、全く慌てることなく、悠然と歩いていった。(図は、スケッチではなく記憶図)・・・(明日に続く)