何も書けない

 投票締め切りの8時になったとたんに、全国の当確数が出る。各選挙区ごとに、当確者がバンザイをしたりしているのだが、開票率はまだ0%。出口調査というものの確実性が高まったことによるのだろうが、不思議な光景である。結果は大方の予想通りだが、首相は「続投の意向」らしい(こういうときに野球用語が使われるようになったのは、いつ頃からなのだろうか)。いずれにしても、特に何も書くことはない。
 アフガニスタンでの韓国人人質事件の現状が気にかかる。一切の交渉をするな見殺しにせよというアメリカの強い圧力のもとで、彼らはいまどのような状況に置かれているのだろうか。それを知ったところで、何もできないし、何も書けないのではあるが。