サムライ続

 なるほどと思ったので、少しだけ続きを。
 生井英考さんという人が、こちらも渡辺謙の評判が高いらしい、例の硫黄島2部作に関してこういっている(13日朝日)。「イーストウッド自身の意図はともかく」、イラク戦争に「最も忠実に付き合った」おかげで、「いまや米国にとって、世界中で日本だけがわかり合える相手、分かり合いたい相手なんだなあというのが、第一印象だ。」
 お互い、「悲しきサムライ」というわけですな。
 しかし、昔のサムライたちの凄まじい殺戮戦を観せる(=魅せる)映画が、監督や批評家の思惑通り、今に有効な「反戦」映画として観てもらえるのかどうか。もちろん私は観ていないので分からない。