おぼろ半月

 ミャンマー同様、中国でも、大変な事態に直面しつつ人的支援を拒否しているということだったが、中国政府はようやく一部受け入れることにしたという。もちろん、即入国できていたとしても、レスキュー隊や医療チームが、崩れた小学校の下にいる子供たちのところに、瞬時に行けるわけではなかったが。それにしても、いつでもどこでも、貧しい地域の貧しい人々が、とりわけ大きな犠牲を背負う。
 暗い空を見ながらカーテンを引き、寝ることにした。
 ライトを消すと・・・室内が星空。パソコン周りだけでも20以上の星が光っている。消せるものを消すと、カーテンの隙間から、おぼろの半月が見えた。