心神喪失の状態

 (新聞記事だけを基にしているということを、改めて記しておきます。なお、例えば次のAB二つの記事が矛盾しているように、記事の正確さはあまり信用できませんので、この文もまたあまり信用しないで、軽く読んで頂ければ幸いです(^_^;)。)
 A)精神鑑定では「殺害時は心神耗弱で、遺体の切断時は『別人格』が現れて心神喪失の状態」とされ〜
 B)「別人格がいつ現れたのかは不明」とする鑑定人の証言〜

 さて、そこで、有罪/無罪の分かれ目は、どこに置かれたのでしょうか。当然、裁判で「最大の争点となったのは、被告の責任能力の有無だ」ということだったのですが、判決は、「殺害時には完全責任能力があったものの、死体損壊時には心神喪失の状態にあった可能性が否定できない」、として、後者については無罪としました。
 では、問題の「心神喪失の状態」というのは、一体どういう状態なのでしょうか。
 「心神」を「喪失」しているといっても、もちろんそれは、一切の意識を失った気絶状態にあるのではありません。死体を損傷して隠すという行動にあたって、身体の動きはきちんと統合制御されているのですから。
 つまり、「心神喪失」とは、そうした身体制御とは別次元の状態をいうのでしょう。ではそれは・・・?
 ・・・・・昨日は小雨の中を城下町歩きのイベントに参加し、今日はまたソフトボールなどをしましたので、少々「心身」喪失気味の状態です。毎日更新という形だけをとって、今夜はこれでおしまいにします。