確かに「変わりつつある」実感

 日本の共産党委員長が、アメリカのオバマ大統領に、核兵器廃絶のための包括的戦略を評価する書簡を送ったところ、米政府から謝意を伝える返書が届いたという。こんなことは初めてで、志位委員長は、「共産党と米政府の公式のルートが開かれた。米社会が変わりつつあることを実感する」と、記者会見で強調したという。(毎日)
 確かに「変わりつつある」世の中である。もちろん「米社会が変わりつつある」のも事実であろう。その前に先ず、アメリカ政府の戦略を「評価する」書簡を大統領に送るというまでに、「日本共産党が変わりつつある」ことを見せたのである。いずれ劣らず、結構なことではないか。