世代別の関心動向

 気温高く湿度また高い日曜日。
 内外ともに騒がしい7月だが、更新をさぼってしまった。何か書くことにする。
 裁判員制度が始まったが、今日の新聞に出ていたアンケート結果によると、参加意欲は少し上がって7割ほど。世代別にみると、年齢が高い人ほど消極的で、若い人ほど意欲が高いとのこと。
 若い世代で裁判員への参加意欲が高いのは、それだけ社会参加意識が高いということだろうか。だが、例えば選挙の投票率は、殆どの場合、若い世代の方がダントツに低い。
 年齢が上の世代で投票率が高いというのも、それだけ職場や地域のしがらみを身にまとっているということでもあろうから、投票率だけから単純に、この世代の政治意識が高く若い世代は低い、ということはできない。同様に、若い世代の裁判員制度への参加意欲の高さというのも、単純な社会参加意識の問題に流し込むことはできないだろう。
 年齢が上がるほど裁判員参加に消極的というのは、仕事の手が離せない率が高くなるということもあるのだろうが、それより多く理由に挙げられているのは、人を裁くことへのためらいであるという。
 若い世代に参加意欲が高いというのは、どういう関心あるいは興味の持ち方によるのだろうか。何か、少し嫌な予感がしないでもない。