見直す・・・

 普天間基地の移転問題について、鳩氏が、日米合意を容認する可能性を示す発言をしたようだ、ということで、社民党国民新党が猛反撥しています。「在日米軍基地の再編については沖縄県内移転という日米合意を<見直す>と、3党連立合意文書に明記したじゃないか」、というのですが・・・。
 「予約した時の注文は、鰻重になってるけど、それでいい?」「鰻はちょっとなあ。注文見直そうや。」「いいよ。見直しましょう。明日お店に電話するわ。」
 「で、どうする? やっぱり鰻にする?」「鰻は見直すって、昨日合意したじゃないか。」「そうよ。」「なのに、やっぱり鰻にする?って、どういうこと?」「だから、もう一度メニューを見直して、何食べるか考え直そうってことだったでしょ。見直した結果、他に食べたいものがあるのなら、もちろんそれに変えましょう。でも、見直してみたけどやっぱり鰻にするか、ということだってありうるわけじゃない。」「違うよ。見直すってのは、変えるってことだよ」「そうじゃないでしょ。見直すっていうのは、もう一度再検討するって意味よ。」
 大体、検討しますとか見直しますとか対応しますとか何とか、その手の曖昧語句は、「官僚的ゴマカシ」によく使われる手じゃないですか。なのに、重要な連立合意の文書に、「見直す」などという官僚句を安易に使ってるようじゃねえ・・・。しっかりして下さいよ。
 ついでに、他のことはともかく、オープン化を拒否した記者クラブに対する対応については、亀氏に座布団2枚。