今昔物語


 休日ということで部屋を片づけていたら、こんな物がありました。捨てようと思ったのですが、今昔の感がありますので、捨てる前に写真をUPしておきます。
 といっても、まだ10年もたっていないのですが。
 私は、光も可能な環境にいながら、未だに有線で8MのADSLを使っているという、旧人類というか時代遅れなのですが、最近は、旅行先などでも、大抵のところなら、誰でもネットを利用するのに不自由はなくなりました。けれでも、一昔前には、海外でパソコンを使うというのは、結構面倒だったわけです。
 もちろん、今のように、ホテルの部屋にLANの設備があるわけではありません。で、どうするかというと、先ず電話機のケーブルをたぐって、コンセントを探します。サイドテーブルについていれば簡単ですが、ベッドの陰にあったりもするので、それを見つけてケーブルを引っこ抜きます。もちろん、フロントから電話があるとまずいので、深夜ですね(^_^;)。で、そこに(ソケットを合わせ)モジュラージャックを差し込んで、パソコンのモデムにつないで、アクセスポイントを通してネットに接続するわけです。
 ところが海外では、電源もそうですが、電話回線も、極性などの事情が異なりますので、闇雲につなぐわけにはゆきません。下手をすると、パソコンが壊れたりするので大変です。実は私も1台壊したことがあるのですが、大した用もないのにバカですね(^_^;)。
 そこで、写真の器具は、海外の電話回線の極性などをチェックし、適切なものに切り替え、また誤接続による事故を防ぐための器具なわけです。いかにも日本人が考えそうな便利グッズですが、今昔の感がありますね。
 ・・・と書いたのですが、すみませんm(_ _)m。実に大変失礼いたしました。いま調べたら、オブビエイターという会社は、同じ製品を今も販売しておられるようです(→ここ)。ということは、いまもこれを必要とする事情が残っているのでしょう。う〜ん。小さいものだから、捨てないで取っておきますか。私自身は、もう使わないでしょうけども。