結局こういうことですか

 引用だけで申し訳ないのですが、えらい評論家の方々の堅くて長い論評の類よりこちらの方が、結局こういうことだナ、とよく分かります。「シャーレ(兵庫県)」さんの発言を、ここから引用させて頂きます・・・・・
 というか、「先進国の人間あんま数いらね」ってのが今の世界情勢じゃね?
 「大いに消費するか、安く労働するか、希少なレベルの能力を発揮する人間以外はお荷物」ってのが今の世界の流れだと思う
 昔は1つの国の中で完結する経済の部分が大きかったからその発想だと企業も上手くいかなかったけど、消費者と労働力と資金と幹部・幹部候補社員がバラバラの国にあってもある程度回る時代になってしまった
 その流れは簡単に戻らないだろうし

 確かに。流れは戻らないでしょうね。
 では、金持ちでもなく、希少な能力もない、「数いらね」私たちは、どうすればよいのでしょうか。
 ・・・・・例えば、有名メーカーの電機製品を買ったところ、ちょっとしたトラブルがあって、「消費者サービスセンター」に電話をしたとします。音声案内に従っていくつかプッシュボタンを押し、たどり着いた電話口の担当者は、丁寧に対応してくれるのですが、実は電話は、遠い外国の町にある、とあるビルの部屋に誘導されています。殺風景な部屋の机の上にあるのは、電話機とパソコンとマニュアル本だけ。笑顔で電話に出ているのは、その国の「安く労働する」人です。ただしその国では、彼または彼女は、「日本語ができる」という「希少なレベルの能力」をもっている故に、給料の悪くないその職につけたのです。
 だとすると・・・日本にいれば何の取り柄のない私たちも、そこへ行けば、一挙に、「安く労働する」+「希少なレベルの能力を発揮する人間」になれるかもしれません。いやいや、そんなことをするとまた、折角頑張って日本語を身につけた彼や彼女の職場を奪うことになるわけですが。