見なくてもよかった

 駄文を書いた手前、見てなかった「ハウル」も見ましたが、見たといっても、宮崎さんには大変失礼ながら、根気が続かず何回かに分けてで、しかも数日後「そういえばまだ終わりを見ていなかったな」と思ったら、「なんだ見てたんだ」となったお粗末。いや宮崎さんのことではなく、僅か2時間の映画も続けて観られない私の根気と記憶力が大変お粗末という意味ですが。
 で、そんな私が感想をいっても全くもって意味ないのですが、少なくとも「ハウル」と「ポニョ」は、ひとことでいえば<見なくてもよかった>と思います。と書きながら、私も1本は映画館へ足を運んだのですから、やっぱりみなさんと同じで、結果的に「宮崎ファン」に数えられるわけですが。
 阪神ファン阪神をダメにしている、と昔よくいわれました。ダメ虎でも見放さず見に来てくれるから、ダメ虎の自覚ができないという不幸、というわけで。最近は「ダメ」じゃない、という声もあるでしょうが、どうでしょうか。でもこれは、阪神だけの問題ではなく、「ファン」というものの本質でしょう。
 宮崎ファンが宮崎をダメにしている、のでしょう多分。などと書くと叱られますが。