ノーメンクラツーラ

 そういえば、事実上特権階級だったわけですが、「階級なんかはない」ということで、結局あれも、「貢献の対価」と説明されていたわけですね。国家と社会は一体となっていましたので、社会に対するつまり国家に対する貢献の大きい人を、社会つまり国家が評価する。その評価は、全てカネというわけではなく、高級住宅、高級車、保養地別荘などなどの使用権とか、その他いろいろだったようですが。
 原理というかタテマエとしては、何より「平等」の体制だったわけですし、公務員は一般人民より多くとってはいけないという理想があったわけですが、なかなかそうはゆかない。やはり、「貢献を評価して当然」ということがあるからでしょう。それでも、その評価が単なる名誉とか賞賛だけならよいのですが、やはり「対価」となって具体化します。