スタイルの縛り

 大不況時代ですが、どこかに政府だけが使える埋蔵金があるという話は、どうなったのでしょうか。埋蔵金といえば、ひところテレビで、埋蔵金探しと称して重機を使ってやたら大穴を掘っていたイトイという人がいました。この方は軽く多才に何でもこなす方で、私も実は名前は忘れましたがこの人のゲームをやった記憶があります。で、「実は」といえば実はいまも私は、「ほぼ日」というこの方が亭主をされている有名なブログを、ほぼ日に覗かせて頂いています。といっても、その中のごく一部だけですが。なのですが、たまたま先日、その<ごく一部分>を開く際に、見るつもりの全くない<今日のご亭主>文が眼に入ってしまいました。で、ご亭主はそこで、ヘアスタイルのことを取り上げられておられたのですが、何でもご亭主は、長髪を後ろで縛る男の気持ちが分からない、と書いておられます。いうならば、そういう人の<気が知れない>と。それはまあ、私もそうですが。
 ちなみに「ほぼ日」というブログには、神棚があって、そこにヨシモト御大が祭られています。今をときめく吉本興業ではなく、今はすっかり忘れられていますがかつて「巨人」といわれた方のほうですが。で、いま気が付いたのですが、ご亭主も御大も、昔から、「長髪の時代」に逆らうカリアゲ君髪型ですね(カリアゲ君が御大型髪型をしている、というべきかもしれませんが)。と思って、あれこれ思い浮かべてみると、未だに御大を神棚を祀っているような方々には、どうもカリアゲ率が高いような気がします。
 もちろんカリアゲだけの話ではありません。人間、髪型ひとつでも、なかなか変えられないもので、いまだにきっと、リーゼントおじさんがいたりセシールおばさんがいたりするのでしょう。あ、失礼。リーゼントは、投手や芸人に、今もバリバリの現役ですね。 
 髪型とて然り、いわんや思想をや。