徴兵制慌てて否定

 「自民党憲法改正推進本部が4日まとめた論点整理で、徴兵制の検討を示唆するかのような表現があり、大島理森幹事長が慌てて否定の談話を発表する一幕があった」時事通信4日21時0分配信)、とのことです。
 しかし、堤未果『貧困大国アメリカ』岩波新書)が詳しく伝えているように、徴兵制にさえならなければよい、というものでは全くありません。逆にいえば、自民党が慌てて否定したのは本音でしょうね。自民党員の息子も金持ちも「平等」に兵士にするような制度なんか望むわけがありません。何でもアメリカ。格差社会をもっとアメリカに近づけて、アメリカのように貧乏人を拉致するように兵士に仕立てて、消耗品として戦地に送り込む。作りたいとすれば、当然そんな制度でしょう。