ご同情申し上げます

 皇太子妃の「適応障害」の原因は「皇室そのものがストレス」であることだという意見に、「両陛下は深く傷つかれた」と宮内庁長官がいえば、東宮のトップ官僚が、それが「まさに妃殿下ご自身が深く傷つかれている点」だといったとのことですね。
 ヨーロッパ随一の美貌といわれながら、強い自意識と宮廷生活のはざまで苦しみ、数々の悲劇に翻弄されて、遂に凶刃に倒れた、オーストリア皇妃エリザベトは書いています。「私は運命が定めた怖ろしい目標に向かって歩んでいるのを知っている」。
 あの方々は、「運命」に縛られながら、それなりによくやっておられるようです。それだけに、そろそろ解放への道筋を示して差し上げるのがよいのではないでしょうか。
 実に大変な職務にもかかわらず、生まれた時から否応なくで引退もない、というのは基本的人権の残酷な侵害です。
 制度をすぐどうにかするのはどうも・・というのなら、首相より前にあちらを立候補=国民選挙制度にするとか、でも、ロクでもない人物が当選するのは困りますから、前にも書きましたが「水戸黄門」役者が引退したら就くように決めておくとか。