2009-01-01から1年間の記事一覧

 戦慄迷宮

ホラー怪談スプラッターお化け屋敷・・・最近は夏だけのものではないようですが、個人的には、こういう類のものは一切見ません。それはそれとして、前から不思議に思うのは、医師会の先生方のことなんですが。 「お化け屋敷」という位ですから、もともとは廃…

 誰と話をするか

HTMLのタグを付けながら書いていた時代から、やがてBlogという便利なものができ、さらにMixiが流行と思ったら、最近はTwitterとかいう、もっと簡便なものができたようですね。未経験ですが、何でもチャットみたいなブログみたいなものだとか。 ということで…

 農耕民族

ようやく、アイヌの人々を先住民族として認める更なる一歩が踏み出されたようです。もちろんこれは「アイヌ問題」ではなく、蹂躙し抹殺し同化しようとしてきた「シャモ問題」なのですが。 ところで、空を覆う近代の黒煙に疲れた人々が、青空の下に帰ろうとす…

 風鈴

8月になりましたが、梅雨のあけぬまま、大暑を過ぎて立秋も間近。 いい音のする焼き物の風鈴をもらったのですが、残念ながら、ふさわしい軒端もありません。 太陽も西に消えようとして、ようやく窓を開けるのですが、なお夕風は熱気をはらんでいます。風流…

 和解の演出

オバマ氏も、支持率急落で苦労しているらしいですね。 白人警官による黒人の誤認逮捕について人種差別にからめて発言したところ、警官の強い反撥にあい、そこでオバマ氏は、批判したつもりではなかったと釈明し、逮捕した警官と逮捕された黒人とを呼んで、一…

 貧乏人が金持ちに車を買ってやる時代

光光と実にもって五月蠅いNTTには比べようもないが、車ディーラーからのダイレクトメールや電話もそれなりにある。 私は、洗車など一度もしたことがないし、多少こすっても凹んでも気にせず乗っているので、見てくれは芳しくないが、しかし乗り物としてはま…

 消えるものと消えぬもの

マンガの話が出たので、最近買ったマンガを。 花輪和一『刑務所の前』全3巻。傑作『〜の中』の「前」なのだが、これまた怪作。 『寄生獣』の岩明均が連載中の『ヒストリエ』第5巻。もう一度最初から読み直したが、いよいよ本編入りで期待大。 他に、前から…

 草原の幽愁 

白鵬が朝青龍を破って優勝を決めた。一時のハワイ勢力が消え、モンゴル全盛時代がなお続く。 田中克彦『ノモンハン戦争−モンゴルと満州国』(岩波新書)(→これ)が大変面白い。はじめて、これまで「ノモンハン事件」といわれて来た一連の歴史的事態の全貌が…

 モンスター

「スリラー」で一世を風靡したMJは死んだ。 だが、いまや至るところに「モンスター」がいる。それぞれ、実に手に負えない困った人たちであるらしい。 大変厄介なことに、彼らは、自分勝手な言い分を声高に言い立ててやまない。もちろんそれは、まわりから…

 世代別の関心動向

気温高く湿度また高い日曜日。 内外ともに騒がしい7月だが、更新をさぼってしまった。何か書くことにする。 裁判員制度が始まったが、今日の新聞に出ていたアンケート結果によると、参加意欲は少し上がって7割ほど。世代別にみると、年齢が高い人ほど消極…

 「ウイグル族の暴戻を膺懲する」(1937年)

辺境ウイグル族の暴戻を膺懲し以て猛省を促す 「我が政府は、漢族主導と雖も夙に永遠の平和を冀念し、チベット、ウイグルを始めとする辺境諸民族の自治区に対する親善提携に力を効せること久しきに及べり。然るに辺境民族に於ける排漢侮漢兪々甚しく、以て我…

 [改題]ダイヤとハ−ト(3) 

「新聞は読まないので・・」。「あ、多いんですよ、今そういう方。いや、そういう方にこそ取ってもらいたいと思って、こうして回らせてもらってるんです。お願いしますよ〜」。「いえ、読まないっすよ」。「ですよね、誰でも新聞なんか全部は読みませんから…

 殺人とダイヤと心臓と(2)

「どうでしょうか、いいチャンスだと思いますけどねえ〜。いえもちろん、まだ気になることがあるなら、何でも聞いてください。急にいわれて無理に決めさせられたって・・・そんな気持ちにさせちゃ申し訳ないですからね。あなたにとって、すごくいいことだと…

 殺人とダイヤと心臓と

気が重いことは書きたくないなあ。というわけで、「非科学的である権利」というタイトルは出したものの、空から降った小魚などを道草に食っただけで、10日以上も更新がとまっていました。すみません。 誰か書くか言うかするかな、と思っていたのですが、少し…

 非科学的である権利

いわゆる怪奇現象の類というのは、しかし、確率の問題として処理できる、というか、大抵の人はそうしています。 大体、宇宙人やUFOやその他様々なオカルトの「自称専門家」は、根本的な問題点を抱えています。つまり彼らは、「そんな非科学的なことを」と…

 UFOに乗ったエイリアン

「空から小魚」現象は、その後各地で報告されていますが、小竜巻や悪戯にしては数が多すぎますので、やっぱりUFOの仕業でしょう。 前にも同じことを書きましたが、「あれ何かな?」「どれ?」「空に見えるの」「ああ、あれか。鳥じゃね?」「それとも飛行…

 空から何かが

何でも、空からオタマジャクシや小魚が降ってきたということですね。 それにしても、この事件の原因については、竜巻とかつむじ風とか水鳥とかさらには誰かの悪戯ではとか、そんなことにだけ目が向けられているのがとても不思議です。日頃マスコミは、「根拠…

 ダメだこりゃ

郵政という国の事業がうまくいっていたかどうかには全く別として、レイプ犯だともいわれる男が「カイカクカイカク、ユーセイカイカク」と単純連呼し、またマスコミも国民もそんな連呼にコロっと騙されたものだから、しめしめうまくいったと事業をそっくり特…

 「姓名鑑定」を警察が「鑑定」?

● 東京都渋谷区の印鑑販売会社「新世」が、根拠のない姓名鑑定で不安をあおって印鑑を売りつけていたという事件・・・。(asahi.com) ●「新世」の売り上げは9年間で7億円近く。公安部は「新世」が統一教会の伝道の拠点として金を集め、統一教会本部に金を…

 どっちやねん

冷蔵庫が二つあって、韓国製の小さい方は、上の冷凍庫にグラスが凍らせてあり、それを出すときは下からも出すという、まあそういう専用庫なんですが、で、もうひとつの3ドアの方を、普通のメインにしています。ところが、両方とも、やたら丈夫なんですね。…

 異質性と多様性(10)神の子と猿ども

繰り返すが、第三のロビンソンは、付き合い以前の問題である。マサティエラ島に流れ着いたのが異島の「人間」なら殺したり介抱したりもしようが、何しろこれは生っ白い変な「猿」で食糧にも家畜にもなりそうになく、一匹だけだから放置しても害はなかろう。…

 異質性と多様性(9)全裸に靴

テレビに見たいものがない、といわれて久しい。地デジ化は「終わりの始まり」どころか「終わりの終わり」だという人もいる。ま、他人のことはおくとして、その時も見るものがなく、ピピピやっていた。と、全裸の女性が笑顔で野原に駆けだしたと思うと、小屋…

 プロは怖いがモンスターも怖い

ただ通販雑誌をみているだけでも、テレビのCMをみているだけでも、欲しくもないのについ買ってしまったりするのが、普通の人の感覚です。ましてや、テレビ通販のカリスマ宣伝員のような「プロ」から直に話しかけられれば、買わない買わないと心に決めている…

 21世紀(続)

と思ったら、今日はまた、あの国が絶対王政の国であり続けるらしいことが判明しました。「人民共和国社会主義憲法」をもち、資本主義の国になることを断固拒否して頑張っている頼もしい社会主義の国だと思っていましたが、実は今後も世襲絶対王制の国だとは…

 21世紀

昔、学校の先生が、確か教えてくれたように思うのですが。・・・資本主義とは市場経済で、社会主義とは国有化だ、と。 社会主義の国が資本主義の国になったのは、もうかなり前のことですが、今度は資本主義の国が社会主義の国になったようですね。今朝の新聞…

 異質性と多様性(8)汚染

(行き当たりばったり。乞ご寛恕)ロビンソンが漂着した島の人たちを、マサティエラ人と呼んでおこう。もし、島の固有文化の維持を第一目的とするならば、ひとりのイギリス人がマサティエラ島に漂着した場合、マサティエラ人は彼を殺すか吸血するかするのが…

 確かに「変わりつつある」実感

日本の共産党委員長が、アメリカのオバマ大統領に、核兵器廃絶のための包括的戦略を評価する書簡を送ったところ、米政府から謝意を伝える返書が届いたという。こんなことは初めてで、志位委員長は、「共産党と米政府の公式のルートが開かれた。米社会が変わ…

 裁判員制度

「しかし、全くの素人が突然裁判官やれといわれても・・仕事もありますし・・」 「いやいや、そこが誤解されているのです。皆様には、プロの裁判官と同じことをして頂くのではありません。裁判員と裁判官とは違います。難しいことではないのです。お仕事があ…

 異質性と多様性(7)異なっていられるために

戻ると書いたが、もう少し。というか、もともと行く先のない行き当たりばったり(^_^;)。 面倒だから、勝手にこうしておこう。何らかの状況/課題を前にしたときの対処/解決の仕方が予め共同了解されているとき、それを「文化」といい、その共同了解集団を文…

 異質性と多様性(6)孤高のプライド

その前に、もうひとつ。 無視無交渉の平和は、互いに相手を「人間」と、少なくとも自分と「同じ人間」と、見ないところから来ている。ところで、島民に比べて第三のロビンソンは、圧倒的にマイナーであるが、そのマイナー性は、「文明イギリス人」という孤高…